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MOROCCO in1990  HOME ベランダ園芸 植物Watch 癒しの音楽 Trial Traveling

 初めての海外旅行がモロッコでした。西ドイツ・フランクフルトでトランジットのため1泊し、次の日はマドリードへ。マドリードから寝台電車で スペイン南部のマラガへ。マラガのアルへシラスからジブラルタル海峡を船で渡り(約2時間半)、白い家々が見えてきたらそこはモロッコの入り口、タンジェ(タンジール)。船の中からの景色もいいが、船から降り立つときの景色もいい。ただ・・・ここは乾燥している、砂漠の国。2月に訪れたが、昼間は日本の夏、夜は日本の冬といった感じの温度差があり、乾燥も加わってすぐ風邪をひいた。

タンジェで私は旅行の洗礼を受ける。ホテルで両替するが、まだモロッコの通過を把握していない。マラケシュまでの切符を買ったときのこと、切符売り場でおつりをごまかされた気がする。でも電車が発車(16:10スペインとの時差が1時間ある)するので跳びのると、今度は荷物を網棚に乗せたからと(自分でできると断ったのに!)友人も含めた3人分で50ディルハム(DM)要求された。びっくりするが、すかさず交渉し、1人5DM払うことにした。くやし涙が出た。電車の中は8人1室の部屋のようになっている。ここで知り合った2人にもカサブランカのような大都市での乗り換えは危ないという理由で、アシラでの乗り換えをすすめられる。

この2人は日本語、英語、アラビア語、フランス語を話す。そして、2人の案内で次の電車(21:30)を待つ間アシラをまわることになった。おかげで、現地の人の生活の一部を見ることができた(パンを焼いているところなど)が・・・・最後は絨毯やだった。私たちは何も買わなかった。すると、その店を出た後、暗い場所に連れていかれ、1人200DMを要求された。!!!!!!この旅で一番落ち込み、力が抜けた瞬間だった。

駅で待つこと1時間・・・電車が来た。2等車のチケットを持っていたが、どこが2等車なのか分からず、3等車に乗ってしまった!身動きがとれないほど混んでいた。車掌さんが来て2等車の場所を聞いてそこに向かう。2等車はすいていた。これからマラケシュに向かっていく。寝台ではなく、夜行電車。ドアの閉まりが悪いのでみんな通っては開けたままでいく。寒いっ。ホカロンが大活躍したが、低温やけどしてしまった。

これまでで学んだこと!!1.前向きに乗り越える。2.イスラム、モロッコを受け入れる。→でも、自分の主張もする(200DMが貧しい人に少しでもいけば私は救われる気がした。どうして、まわりの人は助けてくれないのか?とも思ったが・・・)。3.最初に料金を聞いておく。4.はっきりと断る。No!と言う。

マラケシュは赤の町。ほこりと乾燥が凄く、しばらく歩いていると汗だくになる。息苦しいが立ち止まれない。ガイドがしつこくついてくる。早く泊まる所を決めたい!という気持ちでいっぱいだった。ホテル(Tazi)が決まった。お湯の出るシャワーを浴びると少し疲れがとれた。久しぶりに栄養のある食事もできた。が、風邪をひいた。次の日は1日ホテルで寝ていた。友人2人は有名なジャマエル・フナ広場へ。大道芸が有名だ。友人の帰りが遅いので心配したが(弱気になっていたこともあり)、18:00頃無事帰ってきた。昨夜の夕食はこのホテルで202DM(3人で)、今日は50DM<・・・要らないといったティー(ミント)を持ってきて4DMたした上にさらに分けのわからない4DMを上乗せしていたが・・・>だったので安いのか?そういえば朝、Bed Makingは不要と言ったのにしっかりおばさんが入ってきた。モロッコではNO!は通用しないらしい。

朝5:00起床 6:00ホテル出発 7:00マラケシュ→ワルザザード(マーミード行バスに乗る)。チケット売り場が開く前にバスが来た。バスの中にいる日本でいう車掌さんは自分からもチケットを買える素振りだが、運転手は無愛想にチケット売り場でチケットを買うようにと言う。最初は迷う・・・。経験したことから分かったのだが、チケット売り場では正規の値段で買えるが、車掌さんはチケット代+チップ?をチケット代として要求するので、高くなるのだ。そして荷物の引換え券もくれないので注意。荷物(30リットルのリュック)は中に持ち込めない(バスの上に置かれ、ネットをかける)。途中、ワルザザードでおりる予定をザゴラに変更。ワルザザードには11:20に着くがCTMのティネリール行は10:30に出発した後だった。親切な人に民営のバスターミナルまで連れて行ってもらい、13:00発のティネリール行バスに乗れることになった。

バスに荷物を置くと(民間のバスは荷物をバスの中に持ち込んでもいいらしい)、トイレに行った。初のアラブ式トイレ。鍵がかからなかった。現地のおじいさんが手で押さえてくれたが、木のドアで真ん中にあるすきま?穴?が大きい。1DM快く払ったが・・・。ジュースを買っていると子供が「マダム、マダム」と叫ぶ。私はまだ「マドモワゼルよ」と心で呟きながら、のん気に買っていた。子供の様子がおかしい事に気づき、バス停に戻るとバスの発車時刻が13:00から12:00に変更になっていた。待たせてしまったバスの人に申し訳ない顔をして、子供にお礼を言う間もなくワルザザードを後にした。ワルザザードから乗ってくる人は現地の人が多くバスの中の雰囲気が変わる。今までの道のりも揺れていたが、道が平らでなくなったからか揺れが一段と激しくなった。が、よく寝てしまった。ふと目を覚ますと窓から見える景色も一段とアフリカらしくなった。茶色・・・周りが全て土だった。16;00ザゴラに到着。

荷物を持ってホテルを探す。4つ星ホテルに一泊することになる。高いので他のホテルを見ようと思っていたら、ホテルの人が朝食付きにして値を下げてくれた。きれいなホテルだけど、利用者が少ないのだろう。ヨーロッパからのツアー客以外はあまり泊まらないようだ。部屋はピンクで可愛い。夜はメインストリートに出てダジンやカバブを食べた。ここまでくると日本人は目立つ。小さな町ということもあるが、日本人はほとんど来ないようだ。泊まっている場所まで町の人がみんな知っている。

日本人はバカにされているが、お金を目当てにガイドが寄ってくる。フランス人とどこが違うのか?どう接すればいいのか?通りすぎる人々に「トーキョー、コンニチハ、オハヨー、カラテ、オオサカ」と大声で言われる。「ボンジュール」と言って通り過ぎる人を有難く感じる。                                                  

 

 

 

 

★彡西ドイツで 空港のトイレはチップなし。自動販売機:紙幣は使用不可(当時)。順番は必ず守りおつりはゆっくり丁寧に返してくれるので、時間に余裕を持つこと。走っている人を見かけなかった。信号や横断歩道が分かりにくいし、細い。車優先!駅では改札はなく、目的地までのチケットを購入するだけ。ただ、違反すると罰金あり。

★彡マドリードで★ 建物が伝統的で素晴らしい。修理中の建物も多い。昼と夜とでは景色が異なる。昼間は普通の場所でも夜ライトアップされると、雰囲気が変わりムードのある風景となる。高い建物が少ないからか、空が広く見える。小さな店で食事中、パスポートを取られ、再発行のため1週間足止めされている日本人に会った。気をひきしめよう!電車の中で寝るのは日本人だけか・・・?スペインの人は寝ていない。地下鉄は一律65ペセタ。寝台電車はきれいだが、よく揺れる。 

★彡マラガで★ スペインの南部マラガに到着。銀行で両替をしたが、マドリードの空港のレートの方がよかった。マラガからアルへシラス行きのバス乗り場を探す。旅行代理店で、バス乗り場は駅のそばにあり、チケットは当日でいいとの情報を得る。今日はマラガで1泊する(2つ星のホルテル)ので、少し散策した。小さな城で結婚式が挙げられていた。シンプルだが、まるで映画のよう。新婦さんは白のミニワンピース、新郎はグリーンブラウンのスーツ。お幸せに!泊まったホステルは床はボロボロ、机はガタガタ。でも、掃除はきちんとされている。マラガでは碧い海とのどかな日常の風景に出会える。パンを買いに行った店ではおじさんが子供たちに英語(20の読み方)を教えていた。私が店を出るときには「さよなら」と言う。スペインでは英語は一部でしか通じず、ほとんどがスペイン語だ。でも、出会う人々はあたたかくて優しい。

★彡ジブラルタル海峡マラガを出発してバスで3時間(9:15→12:15)、アルヘシラスに到着。バスは海岸沿いを走るので素敵な景色が見れる。バスの乗り心地もいい。モロッコの入り口、タンジェに向かう船に乗る。2等で2700ペセタ(足元をみられ、高く売られた様子)。船の乗り心地もいい。ジブラルタル海峡を渡る景色も素晴らしい!!But,船の中から早くもガイドが「アシラに行こう!」と3回も誘ってくる。また、船から降りた後もガイドにつきまとわれた。・・・16:00頃でも暑く、ビーチで泳いでいる人がいた。

 

 

 

SINGAPORE in1992